生成AIを使っている人は、日本では1割程度だとのことですが、私の周囲では「使ってみた」程度の人はいても、日常的に使っている人はあまりいません。(もちろんfacebook上の友達などはたくさん使っていますが)学校の先生は、ただでさえICTが苦手だから、生成AIなんて全然という感じなのでしょうか。ICTが全然の人は、なおのこと使えばいいと思います。
私は、月20$のサブスクでChat GPT Plusを使っています。1月は日本円で3,000円ちょっとでした。Macユーザーなので、Bing ChatやCopilotに馴染みがありません。GoogleはBardを試していましたが、有用に使えたことがほとんどありません。Geminiアプリがもうすぐ出るので、そちらを楽しみにしています。Chat GPT Plusと同様に使えそうならば、Googleドライブの2TBもついている方がいいから、乗り換えも視野に入ってきます。
今日は、CopilotアプリをiPhoneに入れてみました。
Microsoftアカウントがなくても使える
アプリを入れたら、すぐに使い始めることができます。ただ、Microsoftアカウントでログインしていないと、少し制限があります。チャットの回数やテキスト量、画像生成の上限などに違いがあるようです。Microsoftアカウントは無料で作ることができますから、作ってログインしておくことをおすすめします。
GPT-4も使える
アプリを立ち上げると、「あなたの日常的なAIアシスタント」と書かれたホーム画面になります。
- 左上に3本線
- 右上に3点リーダー
- 中央に「GPT-4を使用する」というスライドバー
- 下にチャットウィンドウ
という画面構成。GPT-4も使うことができるのが素晴らしいです。おそらくですが、Copilot PROを利用する方でなければ、上限まで使わないと思うので基本このスライドをONにしておくとよいです。
トピックで区切る
チャットを進めていき、他の話題について支援してもらうときは、右上3点リーダーから「新しいトピック」を作成します。チャットの中で「ところで」とか「話題を変えますが」と前置きをして続けてもよいのですが、後々やりとりを整理することがあるかもしれませんから、新しいトピックにした方がよいです。
画像生成プラグインはデフォルト
画像生成は、チャットとのやり取りの流れで「じゃあ、今考えた文章を記事にしたときに挿入するイラストを生成して。」などとお願いすることもできます。すると、デザイナーというプラグインがDALL-3を使って画像を生成してくれます。
最初から「絵を描こう」「画像を生成してもらおう」という目的をもっているときは、左上の3本線をタップし、「Designer」を選択するとよいです。クリエイティブモードの場合は、かなり時間がかかります。
ちなみにですが、同じDALL-3を使うからといって、全く同じプロンプトでも、OpenAIのChatGPT-4とCopilotのDesingerでは驚くほどに生成される画像が異なります。私の印象では、Copilotを使った方が、フレンドリーな画像を生成してくれます。
ただ、無料版だからなのか、混雑しているときは画像を生成できないこともありました。また、Copilotでは、一度入れたプロンプトと同じもので画像は生成できないと返ってきます。ちょっと使い方にはクセがあるかもしれません。
作曲プラグインはおすすめ
右上の3点リーダーから「プラグイン」を選択すると、現時点で利用できるプラグインが表示されます。私がこの記事を書いている時点では、
- Search…デフォルトでONになっている
- Instacart…レシピ検索&配達
- Kayak…フライト、宿泊、レンタカーなどの検索
- Klarna…ショップ価格検索。米国のみ。
- OpenTable…レストラン予約
- Shop…ブランド検索
- Suno…作曲
が出てきます。Searchを切ったらもはやこのアプリの意味はない気が・・・。まあBing Chatと差別化を図るという意味では、あえてこれを切って使うという手もあるかもしれません。
その他のプラグインは、ほとんど日本では有効に働かないのではという気がしますが、試してみてもよいかも。私がおすすめするのは「Suno」です。雰囲気を伝えたり、歌詞を書いて「これに合う曲を」とお願いしたりすると、短いですが曲を作ってくれます。歌詞ありの場合は、歌入りで作ってくれます。
ただ・・・、なぜかアプリ上からは作られた曲の再生ボタンを押しても曲が流れてきませんでした。改善を待ちます。Sunoは直接サイトからも使えるサービスなので試してみてください。
Copilotもまだまだ成長
いかがだったでしょうか。自らAIアシスタントと名乗っているだけあり、近頃の「生成AI」というよりは、昔からあったSiriやAlexaのような音声AIアシスタントのテキスト版のような感覚があります。
普段使っているOpenAIのChatGPTとの大きな違いは、やたらフレンドリーで、絵文字も連発してくるということ。また、「トピック」という区切りを大事にしているのか、向こうから積極的に話題を広げる問いかけまでしてくるということです。
OpenAIのChatGPTは、目的をもった人が必要なことを依頼したり、思考の壁打ちをしたりするのによいツールです。一方Copilotは、本当に日常の物知りと会話するイメージです。
アプリとしては以上ですが、CopilotはOffice製品に組み込まれたので、Office製品を使って日常的に仕事をする人は、Copilot PROも視野に入れながら使い倒していくことが、働き方の大変革になると思います。今後も期待です。
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