横浜市教育委員会が、学校家庭連絡システムを導入しました。バイザー株式会社の「すぐーる」というサービスです。自治体と住民をつないだり、学校家庭をつないだりする情報伝達ソリューションを提供しているようです。
欠席連絡を家庭からしたり、その返事に学校から明日の予定が送られてきたりするので、まあメールのようなものですね。その他にもアンケート機能などがついています。これまでにもそういったソリューションはありましたが、今までは学校単位で契約している実態でした。個人情報保護の観点からなのか、異動がある先生たちにとってどの学校でも同じやり方でできるようにするという働き方改革なのか、それとも保護者負担ではなく自治体負担(税金負担)でサービスがデフォルトとして提供されるという意味なのか、はっきりはよくわかりません。
今年3月より試行が始まり、スマホに専用のアプリを入れることになりました。
子どもの学校からばんばんメールが届くようになりました。これまで紙でもらっていた手紙が、全部スマホに送られてくるようになりました。
1ヶ月ほどで感じたことを素直に書きます。
これ、スマホアプリじゃなくて、普通にメールに送ってくれない?
だって、学校だよりとか、A4の何枚にも及ぶものだし、中にはA3だとかB4だとかの紙面でしょう?それがPDFで送られてくるんだよ?字が小さすぎて、見るのがめっちゃ大変。webページ化されているのであれば、スマホ用のCSSで見るなど、ブロックごとの表示ができるでしょうに、ただPDF化されたものだから、見られたもんじゃないですよ。
4月からは本格運用だと思うのですが、これ、今後紙は発行せずにこのシステムからの配信のみになるんだったら、絶対にレイアウトを変更すべきです。そういったノウハウが学校にはないだろうけれど。
いや、むしろ簡単なことなんですよ。段組とか、変な囲みとかしなくていいから、コンテンツごとに紙面量を気にせず、上から順番に作っていけばいいんですよ。それが一番見やすい。
っていうか、webページへのリンクだけでもいいとも思う。。。
もう一点、気になっていることがあります。
それは、PDFは強制的にダウンロードしてしまっているということ。まだちょっと完璧には検証していないんですけれど、メールを開いたあと、機内モードにしても初めて開くPDFも全て見ることができるんですよ。
ってことは、学校が大容量のPDFを次から次に送りつけてきたら、データミニプラン的な人たちは、思わぬ携帯料金を払うはめになってしまう可能性があるということ。ま、たかがしれているかもしれません。されど、ですよ。ミニプランのようなものに契約している人は、1ヶ月で1GBいくかいかないかみたいなところでやってるわけで、そういう人にとってみると死活問題なんですよ。
ほとんど家のWi-Fi使っているから大丈夫。と思っていたのに、出先でいつもすぐーる着信してデータ消費していたら、やばいです。
また、「安心のため」と、一人の子どもに対して複数の保護者に届くようにしている場合、おじいちゃんおばあちゃんの携帯料金契約にも気をつけた方がいいですね。
学校は「たかが知れている」と思うかもしれませんが、もしかしたら容量を節約しながらコンテンツ作成する必要が出てくるかもしれませんし、事前に「おおよそのデータ容量」を示す必要が出てくるかもしれません。
まだ試していないので今度試してみますが、すぐーる配信を受け取っても、「未開封」ならダウンロードしていないかもしれません。(今度配信があったらやってみます)今のところ、そういうミニプラン的な契約の人は、出先ではメール開封しない方がよいと思いますよ。
「配信おたよりは、デザイン変更の検討が必要だ」ということ、「データ無制限配信は気を付けるべし」ということ。でもまあ、学校で全家庭に紙で印刷して配布するって手間でもあるし、なによりそれがなくなることはECOでいいことです。上手に使ってほしいです。
学校サイドで書くと、後ろから刺されそうで嫌なので、保護者サイドで書きました!あくまで保護者としての感想です!
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