美味しいワインが飲みたい!毎日飲みたい!
いや、毎日は飲んでいませんよ。美味しいワインは飲みたいんですけれど、無難なボルドーワインばかり飲みたいわけではないんです。カベルネ・ソーヴィニヨンとメルロー(とカベルネ・フラン)でなんとなくいつも同じ味わいで、造り手やビンテージによっての複雑なところを哲学的に楽しむというスタイルではありません。そこをせめるなら、潤沢な資金も必要でしょうし。
ワインを勉強したいかっていうと、勉強したいです。でも、それ以上に「楽しみたい」が勝つわけです。また「ハズレは飲みたくない」わけです。でもでも、冒険もしたいのです。ですから、ワインショップのうまい広告にひっかかってみたり、ソムリエYouTuberがすすめるワインに手を出してみたりするわけです。
今の私は、「いろいろな国のワインを飲んでみたい」「土着品種など、今までに飲んだことのないブドウ品種のワインを飲んでみたい」という関心が強いです。
先週飲んだワイン「RIONE DEI DOGI SALICE SALENTINO RISERVA 2019」は、イタリアの「ネグロ・アマーロ」というブドウ品種が主体の赤ワインです。
「ネグロ・アマーロ」でGoogle検索すると、主な生産地はサリーチェ・サレンティーノと出てきます。「ネグロ・アマーロと言えばサリーチェ・サレンティーノだ」、そして、「サリーチェ・サレンティーノと言えばネグロ・アマーロだ」という関係にありそうです。
サリーチェ・サレンティーノをワイン名に入れて表記したのは、DOC(統制原産地呼称ワイン)だからです。地区名から名付けることで、原産地も分かりやすいしブランディングや品質保証がしやすいです。「トスカーナワイン飲んだ〜」みたいに言ったら、ワインの銘柄はいろいろとあっても「ああ、トスカーナワインね。」となんとなく雰囲気伝わるところあります。(トスカーナは有名になりすぎて、DOCとは別の組織が生まれているので、例としてはうまくないですが)テロワールを感じるということとはちょっと違いますね。ちなみにDOCのサリーチェ・サレンティーノは、ネグロ・アマーロを80%以上使うことが規定されている他、マルヴァジア・ネラをブレンドすることが多いようです。
「サリーチェ・サレンティーノ」という名前のワインがあるわけではないので、この中でもきっとピンキリあるでしょう。今回私が飲んだのは、「RIONE DEI DOGI」のリゼルヴァです。ラベルがなんだか強そうでかっこいい!(笑)
濃いルビーレッド。裏ラベルには「熟したバニラの香り」とありました。ネットでもそういったレビューを見かけました。私はあまり感じなかったかな。あまり嗅いだことのない香りがしました。タバコ?黒胡椒のような奥行きのあるスパイシーな香りと黒系果実の香りが絡んでいます。味わいは、普段のカベソーなどから感じるタンニンともちょっと違ったような渋みというよりは苦味のようなものを感じました。でも決して嫌な感じではありません。ブラックチェリーとかブルーベリーのような果実味と相まって飲みごたえがあるワインです。
1日目はスパイスを多めに入れたカレーと合わせました。1日置いて3日目は鶏肉料理と。ラムとかくせのありそうなチーズとかと合わせたらすごく美味しそう。ちなみに、2日目に飲まなかったのは特別な理由があったわけではなく、単純にあけたことを忘れていて、コノスルのゲヴェルツトラミネールを開けて飲んでいただけです(こちらは妻と1日で完飲)。
コメント