浦内川は、西表島の中央あたりから、北部に向かって流れる、沖縄県最大の川です。潮汐の関係でなんと10kmも上流まで海水が流れこむとのことで、最大のマングローブ森林が広がっています。
浦内川ジャングルクルーズは、お値段も良心的。船で行ける軍艦岩までの送り迎えだけなら、往復で3,000円です。予約も必要ありません。(予約してガイドをつけることもできるようです。)
船長さんはすごく若い方のようでしたが、とてもお話が上手で、説明もわかりやすかったです。
軍艦岩からは、整備された山道を行けるとありまして、正直なめていました。西表島は、本島にジャングルですから、天気も晴れたり急な雨になったりします。最初は晴れていたのですが、けっこうな雨足の中進んでいくことになり、足場を気をつけながら進む感じになりました。
ジャングルの山道をびしゃびしゃになりながら進んでいくと、たくさんのキノボリトカゲを見ることができました。最初はかなへびがと思ったのですが、足も尾も長く、目もなんだかカメレオンみたいな感じ。お持ち帰りしたいくらいでした。西表島は島そのものが世界自然遺産に指定されていますから、全てのものが持ち帰れません。
生き物と触れ合いながら歩いていたら、30分で着くはずのマリユドゥの滝まで45分以上かかってしまい、帰りの船までタイトなかんじになってきました。奥のカンビレーの滝までさっさかと歩いて、それからザーザーぶりの中さっさかと歩いて戻りました。HPには「しっかりした靴をご用意ください」と書いてありました。我が家は普段の運動靴で行ったので正解でした。他のお客さんにはサンダルの人もいて、足が血まみれになっている人がいてとてもつらそうでした。
船まで戻って船長さんの話でわかりましたが、血は「山びる」のせいだったようです。険しい山道で傷だらけになったのかと思いました(そうかもしれません)が、雨のせいでぬかるみから元気よく現れたひるにやられまくったようです。我が家は全員、長ズボンやタイツなどを履いており、肌の露出はさけていましたのでこれも正解でした。ズボンにひるが何匹かついていて、船で駆除しました。
「山びるは、体の悪い血を吸ってくれるよい生き物ですから、吸われちゃった人も、きれいな体になったつもりで明るく帰りましょう。」みたいなことをさらっと言ってくれる船長さんが素敵でした。
まあまあな弾丸クルーズ&トレッキングでしたが、ホテルに帰ったらすぐに子どもたちはプールへ。なんという体力。
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