虫取りするぞー

生き物

 夏休みといえば、虫取りでしょ!蛾にゲジゲジに蜘蛛にカメムシ・・・ではなく、カブトムシとかクワガタムシとか蝉とか。

 実悠の今年の自由研究?は、(ここらへんにいる)蝉全種類コンプリートなんだそうで、よくキャッチ&リリースしています。

 我が家のベランダには、衣装ケースがあってブリーダーのようにカブトムシを飼育しているんです。そこで毎年50匹以上のカブトムシが羽化してくるんですけれど、まあ他の生き物に比べてダントツで飼育が簡単なかわりに、とにかく金がかかる!されど、血が濃くならないように(笑)と、毎年カブトムシ獲りの楽しみも忘れない我が家です。

 カブトムシを捕獲したいキッズに向けて、ちょっとだけコツを伝えておこう

カブトムシ採集のポイント

くぬぎの木がある森に行く

 正直、最近は都会のどこにでもカブトムシが出てくるので、偶然であればそこらじゅうで出会うことができます。ただ、「捕獲に行くぞ」と思っているならば、くぬぎの木があるところを探すとよいです。公園に植えられているけやきの木や桜の木には、偶然以外で見つかることはないと思った方がよいでしょう。

昼間に下見をして、樹液の出ている木を見つけておく

 夜に森や林に行くのは、けっこう危険を伴います。よく知っている森ならば道がわかっているでしょうが、暗い中でそこらじゅうの木を片っ端から調べるのは大変です。家から近所であれば、できれば昼間に下見に行くとよいです。足場を確認したり、危険な植物がないかどうかを確認したりするのも大事なことです。

 注意点としては、樹液の出ているところには、昼間は蜂が多く集まっています。時間が狂ってしまったカブトムシやクワガタがいることも稀にありますが、手を出すまえに近くにスズメバチがいないかどうかは確認しておくとよいです。

 ちなみに、バナナとワイン(などの酒類)、イースト菌などを混ぜて発酵させたものを、使い古しのストッキングに詰め込んだ通称「バナナトラップ」を作るのもよいですが、そもそもカブトムシなどがいない森にはいくらしかけても来ません。あと、トラップには招かれざる客がついたりもしますし、後処理するのもかなり面倒なので、私はおすすめしません。蛾ばっかり集まっていた挙句に、持ち帰って燃えるゴミの暇で家でステイなんて本当に大変。

日が暮れたら、キッズの寝る時間より前に獲りに行く

 私は子どもの頃、「カブトムシを捕まえるなら早朝」と教えてもらったことがあります。結構この情報は今でも言われているようです。でも、実際はガセだと思った方がよいです。早朝、明るくなっている時間にいるカブトムシは、そもそも弱い個体であまっている樹液を吸っていると思った方がよいです。実際は、日没後ひょこひょこと集まってきます。

 19時半くらいから暗くなり、20時には暗くなるでしょう。そうしたら早々に出かけるのがよいです。他の競合家族よりも先に捕まえることができます。また、一度捕まえたところも時間を置くとまたやってきます。早く出かけることで、周回することも可能になります。

捕まえる前に周囲を確認する

 木の上の方ばかり探すことが多いですが、実は木の根本に樹液が出ているケースも多くあります。また、夜とはいっても、スズメバチが残っていることもたまにあります。スズメバチの種類によっては、夜でも活動するものもいます(モンスズメバチ)。たいていにスズメバチは、巣の近くでない場合は攻撃的になることは少ないですが、気づかずに近づきすぎてそれが攻撃とみなされて刺されることもないわけではありません。

 あと、毒はありませんが、森にはオオゲジという30cmくらいのでっかいゲジゲジがいて、これが結構樹液の近くにいます。手を伸ばすとものすごい勢いで逃げていきますが、見た目が怖いので、後から気づくとびっくりして転んだりするなどのリスクがあります。樹液を吸っているカブトムシたちはそう簡単に逃げていきませんので、周囲を確認してから、ゆっくり捕獲するとよいです。

鑑賞、飼育できる分だけ持ち帰り、残りはリリースする

 自由なんですけれど、カブトムシは、1匹が1日に昆虫ゼリーを1個食べてしまうくらい、金食い虫です。オスは1週間、長くて2週間程度しか生きませんが、メスは1ヶ月は生きます。繁殖をさせるつもりがなければ、かっこいいオスを1〜2匹お持ち帰りするだけにした方がよいです。(他の家族のためにもなりますし)

 繁殖をさせたい場合は、昆虫マットに水分を含ませて、15cmは押し固めた飼育ケースを用意します。百均の小さいケースでは無理です。観賞用ならいいですけれど。ダイソーで300円で買えるケースを用意するとグッドです。オス1匹にメス2〜3匹入れてハーレム状態を作っておくとよいです。オスはなるべく強そうなのをお持ち帰りしておけばよいです。くれぐれも1つのケースにオスを複数入れないようにしましょう。ずっと喧嘩し続けてうるさいです。そして朝になってみると首ちょんぱのカブトムシを見ることになります。


 以前の記事でも書きましたが、カブトムシは夏休みというイメージがあるけれど、実際は7月初旬から見られる昆虫で、お盆明けにはほとんど終息します。なので、カブトムシを捕まえたいキッズは、この記事を見たらすぐに(お盆前)お父さんお母さんにお願いして、森へ連れていってもらうとよいでしょう。

 我が家も、今年はおそくなりましたが、行ってきました。今年はクワガタも結構見つけることができました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました