キシノウエトタテグモですか?

生き物

 先日子どもたちと虫捕りに行っていた際、路上で見かけない蜘蛛に出会いました。蜘蛛って、みなさんはどの種類を思い浮かべます?

 私はダントツで「女郎蜘蛛」です。黄色と黒の縞模様があるあの蜘蛛ですよ。子どもの頃、私はこの蜘蛛のことを「おにぐも」と呼んでいました。鬼といえば黄色と黒の縞々の虎のパンツをはいているじゃないんですか、そのイメージ。でも、おにぐもは別にいるんですよね。

 女郎蜘蛛は、特に秋になるとそこらじゅうで見ることができます。木と木の間などにも大きく巣を張ることがあり、頭上注意になることもあります。ただ、実は女郎蜘蛛と思っているものの中には「黄金蜘蛛」が混じっていることがあります。網の真ん中に、白いジグザグ模様があるのが黄金蜘蛛の特徴です。

 次によく見るのが、家など建物の中でみるアダンソンハエトリ(ハエトリグモ)です。こちらは巣を張ることなく、ぴょんぴょん動き回っています。それこそハエなど小さな昆虫を食べて生きています。見た目もかなりかわいくて、完全なる益虫に思っています。

マダラヒメグモ

 そこへ我が家に歓迎されないマダラヒメグモ(だと思っている)がやってきてしまったんです。この子も小さいしコバエなどを食べてくれる益虫ということですが、どうしようもない蜘蛛の糸を出すので不快害虫扱いで駆逐中です。

 その大変なありさまはこちらの記事です。

 先日、スーパーの入り口で見かけたのは、アシダカグモです。この子は家の中で見ることはありませんが(見たらゾッとする)、家の外の壁などにいるのを見かけることはまあまあな頻度であります。関東では一番大きい蜘蛛じゃないかしら。子どもの頃、夕方に家に帰ってきたら玄関のドアのすぐ上にアシダカグモが張り付いていて、おそろしくて入れなかった思い出があります。

 女郎蜘蛛のように巣を張っている蜘蛛は、巣を移動するくらいで動きに予想がつきやすいですが、アシダカグモは逃げ足がかなりの速度なのでびっくりします。

 さて、ようやく本題です。路上で見つけた蜘蛛は、あまり見たことがありません。っていうか、脚が8本じゃなくて10本に見える!!こいつは一体何者?

 ジグモかなあとも思うのですが、Googleレンズで調べてみると「キシノウエトタテグモ」と出てきました。ジグモもトタテグモも、地面に穴をほって巣を作り、入り口に扉をつくるようで、似ていて素人にはよく判別できません。他にもハラフシグモとかワスレナグモなどが出てきました。ネットにアップしている人たちも、必ずしもその蜘蛛を正確に判断しているわけではないでしょうから、名前とともにアップされていても直ちにそれが正しいとは判断できません。図鑑などで調べてみないと分からなそう。ちなみに、トタテグモは腹の大きさと牙の長さによって、反射的に自分の腹を噛んで自決してしまうことがあるようです。体をひっくり返してはいけないようです。

 益虫とはいえ、基本的には「不快害虫」として扱われることが多い蜘蛛ですから、みなさんはあまり関心がないとは思いますが、それぞれに特徴があってよく観察してみると面白いこともあります。詳しい人いたら、ぜひ教えてください。

キシノウエトタテグモでしょうか

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