壊れたGoProをサブスクで交換する

Tech Hack

 gopro.comのサブスクリプション、ほったらかしで契約しているんですよ。年間6,000円。gopro撮影の動画を無制限アップロードできるっていうのは魅力といえば魅力なんですけれど、結局素材として撮影したものを編集してYouTubeなどにアップしてしまうので、もとの動画データをいつまでも取っておくかというと、そんな必要もないと思っています。

 新しいGoProを買うときに$100割引になるとかいうのも、まあ普通のセールで買うのとそんなに変わらないんじゃないかなとも思ってしまい、それほどお得感はないのです。

 このサブスクリプションに「1年間に2回まで、故障したGoProを交換してくれるサービス」なるものがあるんです。無償じゃないんですよ、1回につき$99かかるんです。

 で、今使っているGoPro HERO9 BLACKですが、背面の液晶がだめになってしまったんです。落とした衝撃で割れたというのではなく、おそらくどこかから浸水したんじゃないかなあと思っています。録画そのものは問題ないのでどうしようかなあと思ったんですけれど、せっかくだから人柱になって有償交換を試してみます。

カスタマーサポートに連絡する

 gopro.comにサインインして、サブスクリプションにどんな特典があるかとかは紹介されているんですけれど、肝心の交換へのリンクが見つかりません。わざわざ検索して出てきたページを見てみると、カスタマーサポートのページにアクセスするようにと出てきました。

 これまで日本語だったのに、カスタマーサポートページに遷移するとまた英語やら他の言語にジャンプしてしまったりして、とてもややこしかったです。

 営業時間にアクセスした方がよいようです。必要な手続きをちょちょいのちょいとやっていくスタイルではなく、いったんカスタマーサポートと連絡を取り合わなくちゃいけないようです。メールかチャットを選べましたが、メールでどれくらい時間がかかるのか、また何回やりとりするのかも見えないのでチャットでつなぎました。5分待ちと出たけれど、すぐにつながりました。

担当者は外国人ぽいけれど、日本語で大丈夫

 チャットが開始されたら、「goproが壊れたから、サブスクで交換してほしい」と伝えました。$99とありましたが、一番円安になっていた161円がどういうわけか適用されていたようで16,100円も請求されることになりました。「どうしますか?」と聞かれたので、「新しいのを買うよりは安くすむのでそれでお願いします」と答えました。

故障している状態とシリアルナンバーをアップする

 チャットの最中に、故障の状態とシリアルナンバーを表示したものを画像で提供するように求めてきました。なぜかチャットからは送信できないようで、サブスク登録しているメールアドレス宛にリンクが届きます

 画像を1枚ずつアップして「FINISH」を押すと、向こうで確認をとってくれます。

 私の場合、背面液晶が壊れてしまっているので、「うつらない液晶をうつした画像はよくわからないと思う」ことと、「液晶にうつせないから、代わりにスマホのクイックアプリに表示されたシリアルナンバーのスクショを送る」ことを伝えました。向こうも「分かりました」とのこと。

 スムーズに確認がとれました。

氏名・電話番号・郵便番号・住所を伝える

 そもそもチャット開始の際に入力しているのですが、どういうわけか、チャットでもう一度聞かれます。送付用の伝票を作るためかもしれません。こちらが入力したり準備したりする伝票をいろいろと代わりに作ってくれているようです。

サブスク登録しているカード会社を伝える

 「念の為」とのことでしたが、カード会社を聞かれました。本人確認の意味もあったのかもしれません。あるいは海外請求になるから、スムーズに決済できる会社かどうかを確認したかったのかも。(年に1回カードからサブスク決済しているからその必要はないと思うが)ことわっておきますが、カードの会社(Visa,Mastercard,Amex,Diners,JCB)を聞かれるだけで、カード番号とかセキュリティコードを聞かれることはありません。

 チャットはこれで終了です。私は「他に質問はありますか?」と聞かれたので、送り先が海外になるのか、送料はどうするのか、どこの国へ送るのかを尋ねました。日本の場合、送り先はシンガポールのようです。送料などは$99の中に含まれているようです。(不要ということ)

先に支払い請求メールが届く

 まだ手続きもすんじゃいない、本体送ってもいないし、新しいもの届いてもいないんですけれど、契約という意味合いなのか先に「Payment Request」のメールが届きました。全文英語です。hereのところをクリックしてくれとのことだったので、そこからページを開きました。

 ここでまた住所やら名前やら電話番号やらを入力することになりました。結構面倒くさかったです。なお、物々交換がなされてから初めてカード会社には請求が行くから安心するようにとのことでした。


Instruction for RMAメールが届く

 RMAとは、返品保証とか交換保証というやつです。こちらも全文英語です。迷惑メールだと思って無視したり、よくわからないからいっかってしていたら、この先に進まないかも。それほど難しい英語ではないから読めなくはないですが、間違いたくもないのですから、全文AIにぶちこんで和訳してもらい、手続きを進めました。

 実は、しばらくたってからチャットのLucilaさんから、日本語でやり方の説明メールをいただきました。なので、チャットを通じてやりとりしていた人は、Instruction for RMAを一生懸命読まなくても大丈夫かもしれません。まあ、以下に手続きのつづきをのせますので参考にしてください。

添付された3枚の書類を印刷する

 みなさん、家にプリンターありますか。コンビニでもプリントアウトできますが、こういうときはやっぱり家にあってよかったと思います。

 メールには

  • Rreturn label:箱に貼り付ける送り状
  • Commercial Invoice:税関を通過するための、内容物証明書
  • RMA Products:交換するものだよっていう書類

の3つのデータがPDFで添付されています。こちらを印刷します。箱に貼り付ける送り状は、箱のサイズに合わせて印刷するとよいです。極端に小さくしなければ問題ないかと思います。

梱包する

 GoProを箱に入れます。プチプチや紙など緩衝材で包むとよいです。コマーシャルインボイスとRMA書類の2枚は、一緒に箱の中に入れます。そしてラベルは箱の外側に貼り付けます。

UPSに集荷依頼をする

 英文のメールにも、3枚の書類にも書かれていませんでしたが、チャットのLucilaさんがUPS(United Parcel Service)の電話連絡先を案内してくれました。普通にクロネコヤマトとかに連絡するのではなく、どうもこのUPSに集荷依頼しないとだめなようです。郵便局とか持って行ったら普通に「?」となって送料とかとられそうな気もしますし。

 ちなみに英文メールからしばらくして、日本語メールが届くので、英文メールにUPSの電話番号が書かれていなくても不安にならず、しばらく待ってみましょう。

 フリーダイヤルのUPSに電話したら、カタコト日本語の人が出ました。「アカウント番号か、電話番号を教えてください」と言われて、「アカウント番号??」となりましたので、電話番号を伝えました。するとなんと私が特定されました。どういうこと??

 多分、GoProのカスタマーサポートのLucilaさんが、全部手配してくれていたってことですね。住所なども全部伝わっていました。集荷は翌日になると言われたので、それでお願いしました。

 聞かれたことに答えてから、20秒くらい無言が続くのでどうしたんだろうと思いましたが、多分無言で仕事をするスタイルだったんでしょう。待てば大丈夫です。

集荷は福山通運だった

 地域によって請け負っている業者がちがうのかなと思いますが、見慣れない制服の福山通運さんが集荷に来てくれました。「コマーシャルインボイスを集荷業者も確認するかもと思って、まだ封はしていないんですが」と言ったら、「ああ、大丈夫ですよ。」とのことでした。

 これで、一段落。あとはシンガポールに壊れたgoproが届き、それを確認した会社が、新しいものを送ってくれたら終了のはず。私のGoProは9でした。もう12が発売されていますから、有償交換か新品購入かで差額は30,000円程度です。微妙なところですね。でも、9で特に不満ないので、大事に使います。

 本音で言うと、$99で交換よりも$199で新機種交換とかだったらいいんだけどね。携帯端末は下取りによってリサイクル・リユースが進められているけれど、これじゃ新しいカメラを買うたびに古いカメラが死蔵するかごみになってしまう。メルカリなどで売るってのもあるけれど、それはそれで面倒だよね。。。

シンガポールに届いたというメールが届く

 8月6日に集荷が来て、メールが届いたのは8月14日。夏休みとかお盆とか関係ある?1週間以上かかって、ちょっと心配になりました。船便だったのかしら。メールの内容は、「We have received and processed your return. Replacement order (番号) has been set up and should be on its way to you shortly.」とあったので、返品受付して、交換品送るのが完了したよっていうことだと思います。現地に届いたタイミングでメールをくれたのか、いろいろ処理?したあと、発送手続きまで時間がかかってからメールくれたのかによって、交換品が届くまでの時間はなんとも言えませんね。まあ、あと1週間はみておいた方がよさそうです。

無事に交換品が到着

 8月19日に「出荷が完了しました」という日本語のメールが届きました。と同時に、ヤマト運輸で品物が届きました。8月5日に手続きを開始したので、ちょうど2週間ですね。

 届いたのは、「GoPro HERO10 Black」でした。すでに12まで出ていて13ももうすぐ出るって言われているくらいですから、16,100円も出してHERO9を交換するくらいなら30,000円程度で新機種を買った方がいいんじゃないかとも思いましたが、今のところHERO9に不満はなかったし、HERO10になて戻ってきたのでよかったです。9から10だと、中のチップがアップグレードされています。

 ちなみに、新品交換なのかは不明です。不良品などとして送られてきたものを修理したなどのリファービッシュ品なのかもしれません。

 今後も同じような使い方をしていくことになりますが、浸水しないといいなあと願います。この届いた箱たちは、今度送り返すときがあるかもしれないので、その時用にとっておくことにします。

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