よこかんみなみ、桂台の様子

日記

 「よこかんみなみ」こと、圏央道ー横浜環状南線。私の生活圏、仕事圏でいろいろと様子を見続けてきた道路です。

 桂台は丘の上ですから、それほど車の通りは激しくありません。でも広いあまり使われていない道路があって、行き止まりになっていました。そこには「反対」の立て看板がたくさん立てられていました。確かに環状4号線(原宿六浦線)はいつもすごく混んでいて、ここに道路が通ったら渋滞も解消されるのかもなあとは思っていました。

 田谷地区には田園風景が広がっていました。毎年かかしコンクールがあって、千秀小学校の子どもたちが作ったかかしが田んぼに飾られているのが風物詩でした。ここにも「高速道路反対!」の看板が立てられていました。今では、インターチェンジができる場所として空中都市のような複雑な道路が建設中です。

 笠間十字路は、とても複雑な六叉路です。この下に高速道路が通り、ここに通気口ができるそうです。こういうことにも常に反対の声が上がっていました。

 なんだか20年ちょっと前の桂台のことが懐かしくなり、ランニングを桂台の方へ足を伸ばしてみました。公田のあたりで道路建設が進んでいたのは知っていたので、そうか、桂台も始まったのだなとようやく実感しました。

 私は車に乗らないので、こういった道路が整備されることの恩恵をあまり受けることはないと思います。大災害の際の緊急輸送路としては大事な役割を果たすだろうなとは思います。

 「どうせ作ることになるんだから、反対してもしかたなかったんじゃないの」という思いを持つ人もいると思いますが、私はそう思いません。反対意見をずっと言い続けることで、今実際に道路建設が始まったけれども「環境改善」の視点を盛り込んだ道路建設にきっと貢献したのだと思います。20年前よりも、きっと私たちは多面的多角的な視点で一つの事業を見つめられるようになっていることだと思います。うまくいかないこともあるかもしれませんけれど、「抗うことは無駄なこと」なんてないと思います。

 事業に対する適度な「プレッシャー」は、私たちの暮らしを支える「正当な監視」として機能していくと信じています。

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