2年ほど悩んだロードバイクの買い替え。
アルミは金属疲労による寿命があるので、多くの庶民が乗るエントリースポーツバイクは「5年が買い替え目安」と言われています。
ただ、7年前まで乗っていたGIANTのマウンテンバイクは10年乗りました。かなり酷使していましたが、破断するといったことはありませんでした。たしかに乗っていてキシキシと言うようになり、BBなど気になるところは交換もしましたが、それでもキシキシ言い続けたので買い替えにいたりました。
今乗っているのはMERIDAの「SCULTURA400」というモデルです。MERIDAは台湾メーカーです。GIANTも台湾メーカー。台湾メーカーは外国車のOEMをしていたことなどもあり、品質がよいとともに比較的安価で非常にコストパフォーマンスがいいんですよね。どちらも素晴らしい自転車メーカーです。
近年のロードバイクは、平坦で速度を出す「エアロモデル」、坂道を軽々上っていく「ヒルクライムモデル」、バランスよくこなす「オールラウンドモデル」、ロングライドを疲れずに走る「エンデューロモデル」などに分けて売っていることが多いです。近年だと「グラベル(未舗装路)モデル」も多くなりました。他タイムトライアル・トライアスロンモデルがフレーム販売していたりします。モデルの違いはフレームのジオメトリと形状が基本となって、あとはパーツ素材などで違いを出したりします。
MERIDAはそれほどたくさんのモデルを有していませんでした。今までだとヒルクラ・オールラウンドレーシングバイクとしての「SCULTURA」、エアロロードバイクとして「REACTO」の2種類が主流だったと思います。今ではエンデューロモデルとして「SCULTURA ENDURANCE」、グラベルモデルとして「SILEX」がラインナップされています。
今回の買い替えにあたり、悩んだ一番は、多くの人が悩むであろう「エアロいいな」「でも坂もこなしたい」「ロードバイクの正義はやっぱり軽さでしょう!」といったことです。様々なメーカーを並べてみて「いいな」と思っても、いざ決断するにはエアロモデルかオールラウンドモデルでいくかという壁にぶちあたります。っていうか、なんなら私はトライアスロンモデルも選択肢に入っていました。ただ、トライアスロンモデルは高すぎて・・・。
円安や世界情勢の影響があって、7年前とはロードバイクの価格帯も大きく変わりました。今まで乗ってきた「SCULTURA400」でさえ1.5倍にはなってしまったと思います。次の買い替えはアルミではなくカーボンと考えていたので、それを考えると2倍以上になってしまうのでありました。
そして悩んでいるうちに現れた「105 Di2」という選択肢。Di2というのは、自転車パーツメーカーのシマノが作っている電動コンポです。「電動コンポ」だって一般の人には馴染みのない言葉です。ギアを電動スイッチでチェンジしてくれるものです。これは「必要か」と言われたら正直必要はありません。フロントギアをアウターにシフトするときに、ちょっと指のストロークが大きいなと感じますが、別にすごい指が疲れるとかありません。できなくなるほどの過酷なレースに出場もしませんし、指が悴んで動かせないような局面にもなったことありません。電動コンポは、レースのようなコンマ秒を争うような局面では大きな成果を上げますが、一般ライダーからしてみれば「楽」という一文字に尽きるのではないかと思います。でも、これまで高価なラインナップにしかなかった電動コンポに105グレードが登場したとなると、欲しくなる人は多いはず。かくいう私も。
最終的に悩んだのは、「完成車」か「バラ完」かということ。完成車で買うと、必ずといってよいほど鉄下駄ホイールがついてきます。そしていずれ必ずホイールを買い換えることになります。近年注目されている「elves bike」も選択肢に入っていました。ばらばらなパーツを購入して組み立てる「バラ完」は、中長期的に見ればなかなかのコストパフォーマンスだと思います。が、決して安くはないですし、関税がかなりかかったり、ショップに持ち込んで組み立て調整してもらったりすることを考えるとまだまだ敷居は高いなと感じ、最終的には諦めました。
長々と書いてきましたが、最終的に決断したのはMERIDAの「SCRLTURA 6000」です。エアロフレームにいかついホイール履かせてというのも憧れますが、我が家からはどこに行くにしてもアップダウンが多いですし、普段使いしていくことを考えるとオールラウンドの方がよいのです。エンデューロモデルも魅力ではありました。でもトライアスロンでの使用も考えるとやはりここに落ち着いたのでありました。
乗ってみてのレビューは、また別記事にします。
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