八景島シーサイドトライアスロンフェスティバル

トライアスロン

 仕事は個人面談が終わり、成績処理も一段落し、運動会練習が本格化するぞというそんな合間の週末です。体力的にはへとへとですが、気持ちは久しぶりの大会に盛り上がっています。

 私は「S250」というものにエントリーしており、出走は12時以降なんですけれど、受付やトランジションエリアのバイクセッティングの時間が決まっているので、朝早くから出発です。

 昨日、前日受付に行ってみて、渋滞にまきこまれても1時間あれば到着することがわかっていたので、7時半ごろ家を出ました。大きなリュックを背負っているので、体力を使わないように気をつけてゆっくり行きます。

 トライアスロンはスイムがあるので、とにかく健康チェックが厳しくあります。「仕事で疲れていませんか?」みたいな質問項目もあって「あるにきまってるわい!」って思うけれど、そこは自己責任で「いいえ」にチェックしたりして・・・・。1項目でも「はい」があると、ドクターと相談ということになり、場合によってはリタイヤしなくてはいけなかったりします。ちなみにスイムスキップという、スイムだけやらずに参考記録で参加できるしくみも用意されています。

 八景島シーサイドトライアスロンは、全国で一番初心者に優しいトライアスロン大会なんじゃないかなって思います。全国の大会を知らないですが、そもそも私が7年ほど前に出場したときもスイムが400mというスーパースプリントというものが用意されていたからなんですね。今回、2周回でも心配でしたが250mでよいということでジム通いしていなくてもリハビリ出場を決めることができたので、感謝しかありません。

 オリンピックディスタンスの設定はなく、スプリントディスタンスからの設定になります。その中でスイムが苦手な人用にS500とS250が用意されたんです。

 トランジションエリアに入ると気分も盛り上がってきます。タオルを敷いて、その上にランニングシューズ、シューズの中に靴下。DHバーにヘルメットを引っ掛けて、その中にサイクリンググローブとレースナンバーベルトをセットします。まだまだ時間があって、途中で雨が降ってくるかもと思ったので、シューズやタオルと補給食は大きなビニール袋をかぶせました。サイクルシューズはペダルに装着しておくパタンもあるんですが、そこまで走らないつもりだし器用にできる自信もないので、その袋の上にセットしました。これでセッティング完了です。

 スイムチェックインまでまだ時間があるので、原っぱで寝転がっていました。眠くて寝ちゃいそう。気づいたらレース終わってたらどうしよう・・・。

 11時、スイムチェックイン。ここで計測チップを受け取り、足首にアンクルバンドで装着します。たまにこれがウェットスーツを脱ぐ時に一緒に外れてしまってDNFになってしまうことがあるそうです。そうならないためには、ウェットスーツの上ではなく中に装着することです。

 前でどんどんスタートしていく選手を見ていると、多くの人が左側に広がって泳いで行きます。インコースは混み合ってぶつかりあってしまうということもありますが、おそらく風の影響だと思います。これには気をつけて、コースロープを右に見ながら泳ごう、そう思いました。

 S250エントリーの人の多くは「スイムが特に苦手」と思っているようで、なんだかなかまーな気がしてよかったです。トライアスロンやってますという人だけでなく、「やってみた」のようなノリの参加の人もいるようでした。

 ファーン!いよいよ出走。ゆっくりスタートしていきます。しっかりインコースに入り、コースロープ沿いを泳いでいきます。・・・のはずだったんですけれど、どうしてかコースロープを見失うんです。海ってほんとよくわからない。ヘッドアップしてブイを確認しながら泳ぐことでまっすぐ泳げるわけですが、これって逆にいうとまっすぐ泳いでいないとヘッドアップしたときに前方にブイが見えないんですよ。私はこれで慌てました。その場で平泳ぎして周囲を確認したのが数回。いやあ、250mがすごく長く感じました。人が乗っかってきたり、右向いたり前向いたりで、海で泳ぐといつも三半規管がやられて目が回ります。

 ようやくスイムアップ。もう頭がぐらぐらしちゃって大変。トランジションエリアまでは400mあるので、スイムブーツをはいて走ります。リハビリトライアスロンで完走だけが目標なら歩いたっていいんですけれど、トランジションをがんばってこそ、トライアスロンやってますって気持ちになるんですよ。

 無事に仕込んだとおりにトランジションができました。バイクスタート。最序盤に急坂があります。ここはもう慣れているので、ゆっくり上がります。八景島大橋に差し掛かると、行きはかなりの向かい風。ぜんぜん速度が出ません。でもここでがんばりすぎちゃうと4周回もたないので、ちょっと落ち着きます。スイムで遅れた分、たくさんの人も猛烈に追い抜かしていきます。バイクパートは、人をたくさん追い抜かせるので楽しいです。折り返しからは追い風になるので、40km/h超えて走れるので気持ちもよいです。

 とはいえ、やはり3周回目くらいから足がだんだん張ってきました。最終周回は「ここで使い果たすとランができなくなる」と思いました。が、攣らなければいいです。

 バイクパートを終え、調子もいい感じ。一つ失敗したなと思ったのは、補給食に用意したMagOnが想像以上に甘ったるかったこと。事前に飲んで試しておくべきだった。走り始めてすぐに給水所で水分補給しました。

 ラン1周回目の後半で足が攣りました。意外に今回は足が攣らずにいけるかなって思ったのですが、必ずこの流れ。これを防ぐにはどうしたらいいんでしょうか。もっとバイクを抑えるべきなのかしら。ただ、がまんして走ることしばらくで、少しずつ和らいできたので走り続けることができました。

 フィニッシュテープを無事に切ることができました。完走できました!ありがとうございました!

 フィニッシャータオル、バナナ1房、飲み物2本、氷と次々に受け取ります。入賞者がもらえるメダルはもらえない。タオルじゃなくってTシャツじゃなくって、メダルがいいなあ。

 しばらく休んでから、前日受付でもらったフードチケットを使って「ケバブサンド」と「しらす焼きそば」を交換しました。ドネルケバブってずっと憧れていましたが、こんななのかあ。次はないかなあ。しらす焼きそば美味かったなあ。(個人の感想です)

 今回ちょっと驚いたのは、トランジションエリアのチェックがずいぶん緩かったこと。クローズ以降にセットしにくる人とか、ちがうところから荷物の出し入れしている人とか、オープン前にバイクピックアップが許されていたり・・・。レースに影響なかったから、柔軟だったといえばそうなんですけれど。

 それにしても、帰りがめちゃくちゃ大変でした。海水で重くなったウェットスーツとか、もらって飲み切らないペットボトルとか、10kgの荷物を背負って、レース後の疲れた体に山越えはきつかったっす。

 S250の中では、総合9位でした。楽しかった!

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