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闘病生活

※本投稿は、2月13日にしたものです。

ひとりぼっち

 治療の特性上、私は無菌治療室の個室に入院しています。天井に特殊な空気清浄機があるのか、ずっと部屋には浴室換気をしたときのような音がしています。毎日、部屋の清掃に入っていただけるのですが、そのときは「強」にするのか、すごく大きな音になります。意外にも面会謝絶ではないのですが、ちょっとした感染症で重症化してしまうわけですから、今は妻以外、親族もご遠慮願っています。私が心配ということもありますが、もし何かあったときに責任を感じさせてしまってはという私なりの配慮です。

 というわけで、病室に訪れる人といえば、ドクターと看護師さんなんです。どれだけの人員でどういう体制になっているかわかりませんが、私のいる階だけでもきっとかなりの人数の方が入院されていらっしゃるのだと思います。看護師さんが病室にきているとき、十中八九PHSのような端末にナースコールがかかってくるんです。とっても忙しそう。だから、雑談なんてもちかけられない。(そういう性格でもないのもありますが)

 ひとりぼっちで、1日、体の何かとたたかいながら、ぼーっとしているんです。

 そんなとき、今日は開かない窓の向こうにあるベランダの柵にカラスがやってきました。右から左へぴょこぴょことしながらいなくなりました。そう、カラスを見るだけで、嬉しくなってしまうんです。一人でいると喜怒哀楽とかないもので、いつもあんなに表情豊かに過ごしてきた私から魂抜かれてしまっている感じなのです。しばらくして、カラスがまたもどってきてくれて、「このカラス、毎日来てくれたらいいのになあ」なんて思いました。

今日のできごと

 今日は1日37℃ちょっと。そこまで高くはならなかった。

 今日は胸から下をシャワーできました。

 その後、左手のルートがつまってしまいました。生食(生理食塩水)が流れていきません。ヘパリンもやってみましたが無理でした。血液凝固してしまったようです。

 まあ1週間経ったということで、交換することに。左手に入っていたルートは右手にうつりました。右だとちょっと不自由するかも。

 夕食は「節分」ということで、季節の旬の食材をつかった献立でした。うれしかったです。

 我が家では、今年も節分をやったようです。ゆりちゃんが熱心に立体的なお面を作っていたようで、メールで送ってもらいました。恵方巻きも食べたかったわ。

 本日の体重52.7kg。

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