25日は修了式。うけもっていた4年生の子たちも、それぞれのクラスで最後になります。
「オンラインで子どもとやりとりをしてはいけない」は、GIGAスクールではなくなりましたが、リモートでやりとりをしていはいけないのような、まあ何というか難しいお作法があります。伝えてよい内容なども。
先週、職場に連絡して、最後に子どもにメッセージを送りたい旨を伝え、許可をいただきました。お作法というか、暗黙の心得を守り、伝えられることをメッセージにしました。手紙を書いても渡す手段がないので、データで作成したものを学年の先生へ送り、学年の先生から伝えてもらうことにしました。
1年間をふりかえって、「日常の中には、尊いものがたくさんある」ということを、私自身が実感していることとして、認めました。また、各担任の先生への敬意もふくめて。
私は、私が休みに入ることになり、担任が交代することになった保護者向けの手紙を見ていません。私が担任したクラスにだけ配布されたのかもしれませんし、学年に配布されたのかもしれません。交代して担任に入ってくださった先生について「代理」と表記されたのか「交代」と表記されたのかも定かではありません。(私が知る必要なんてないのですが)ですから、子ども、ご家庭によって今の私の現状を知っている程度の幅がすごく広いのが事実だと思います。「休んでいる」とだけ分かっていて、ずっと「今日もこないのか。どうしたんだろう。」と思っている子もいるかもしれませんし、ネット検索からこのページにたどりついて日々私の状況を知っている子(あるいはご家庭)もあるのだと推測します。
伝えたいことは、本当はたっくさんあるのですが、せめて「心配かけてごめんなさい」と「ありがとう」は伝えたい。「もう大丈夫!」は伝えられないけれど、「必ず再会します!」は伝えたい。本当はね、学年末に教師らしい説法もしたかったんだけどね。高学年に向けてのエールをね。
でもいつか「日常」を顧みることができるようになるだろうし、だからこその一日一日を大切にする想いをもつだろうと。
原曲全体の意図とはずれますが、こういうときの私の想いに、詩の一部がぴったりきます。
少し嬉しかったことや 少し悲しかったことで
明日の行方は たやすくたやすく 翻るものだから
甘えてはいけない 時に情けはない
手離してならぬはずの何かをまちがえるな
中島みゆき「慕情」
学年の先生たちも、それぞれのクラスで晴れやかなしめくくりをしてほしいです。
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