発熱性好中球減少症

闘病生活

 病名ではないです。発熱“性”という言い回しもしっくりとはこないのですが、

「好中球が減少した状態で、発熱症状がある」ものに表題の名前がつくそうです。

 好中球というのは、白血球の中でも細菌や真菌類などと戦う、一番多くて最前戦の細胞です。

 病院の血液検査の基準値には、1マイクロリットルあたり1,250〜7,000個とありましたが、

  • 1,500~1,000 軽度 感染症のリスクが高まる 注意
  • 1,000~500 中等度 感染症のリスクがさらに高まる 危険
  • 500未満 重度 体内(口腔・消化管に普段からいる)細菌でも感染症になる

のような分類で、好中球減少症と名前がついているようです。

 そのうち、500未満あるいは48時間以内に500未満になりそうな人が、およそ体温38度を1時間以上超えている状態を「発熱性好中球減少症」と呼ぶのだそうです。

 無治療だと6〜7割の人が48時間以内に死ぬみたいなことが書かれていました。

 こ・・・こわい〜!

って思いますよね。これです。私が心配しているのは。

 白血病患者の抗がん剤治療では、85~95%が発熱性好中球減少症になるんですって。

 ですから、確かに医師からしてみれば「普通」のことなんです。だから、熱が出る前から抗生剤を服薬するようになっていたんです。

 それでも発熱しちゃうんだから驚きです。

 1日に3回は体温・血圧・血中酸素濃度を看護師さんと測るので、「熱っぽい」という自覚症状が出てからということがなく、48時間放ったらかすこともありません。入院しているからこそ、安全なんですね。

 急性白血病そのものも致死的で恐ろしい病気ではありますが、抗がん剤治療も命がけの治療なのです。

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