中学の体育祭

日記

 いやあ、異校種の教育活動を知るって大事ね。

 って、まあ我が子の通った学校だけを見てそれを一般的と認識するのもどうかと思いますが、いろいろ斬新。

 体育祭のプログラムは配布されましたが、保護者証の持参についてはどこにも書いてなかったし、校庭での競技の配置図のようなものも全くなく、保護者の観覧場所がどこかも全然わかりませんでした。

 自分の子どもから聞けってことなのかな。中学生だから、そういう説明もできてほしいし。意図があるならそれでも。

 猛烈な暑さなので、息子の出場種目はとびとびでしたが、1つだけに絞って、その時間にだけ行って帰ってくることにしました。

 中学1年生の団体競技が「台風の目」って。小学校では中学年でやる競技ですが、別に中学や高校でやってもおもしろいと思います。

 みてはいないのですが、3年生の競技は騎馬戦だったそうですが、息子の話だと頭につけた風船をピコピコハンマーで割るといった感じの競技だったと。

 息子の競技も、「はーい、1年生のみなさーん、準備できましたかー?じゃあいきますよー、よーいどんっ!」みたいな、めっちゃくちゃフランクなスタート。競技中も特別審判がいるわけでもなく。

 もうね、小学校であんなに公平公正のために厳格なルールで目を光らせてやります!!!じゃないと保護者から猛クレームがきて、子どもがいろんな場面でよい活躍をしていても保護者の「今年の運動会は最悪だった。先生のジャッジがうんぬん」みたいなのがきちゃう〜、びくびく、いやしっかりやらないと!!!!!!みたいなののカケラもないって。

 騎馬戦も相手を怪我させるような危険がたくさんあるから、そして今の子は受け身が本当にとれないし、ちょっと怪我するとまた大変なクレームがくるし、でも先生たちで怪我がないような万全の体制をとると「おもしろくない」というクレームがたくさんくるし、「運動会は、体育的行事じゃなくって、地域のおまつりなんだ。だから観客が見て楽しめるように!」という強い要望やら「戦わせることで、競争社会で生き抜く力を運動会で身につけさせろ!」という強い要望などに、「いえいえ、学校の教育活動のねらいは・・・」と必死に理解を得られるように説明している、、、

 世界線がまったくちがう!!

 なんだ、この解き放たれた、自由で平和な体育祭は!!

 世の中の中学校がぜんぶこうなのかはわかりません。

 でも、中間試験の1週間後に行えるレベルの、「先生たち無理しない体育祭」。生徒たちも熱を入れすぎずでも「実行委員を中心に運営している行事」。

 代表リレーがありつつ、部活対抗がありつつ、クラス数・人数が不均等な色分け。

 これでいいんじゃないか。

 これがいいんじゃないか。

 どうやって「昭和のまぼろし」から脱却したのか、気になる〜!

 全国モデルにしたらいいのではと思ってしまった。

 小学校はそうないかないのかもしれないけれど、でも逼迫しすぎた教育活動の中で、ここまで「時代にあった」現実路線に舵を切るということには、学べるものがある気がする。

 息子は、学級対抗台風の目で、アンカーをつとめて(なぜ)、一番外側をがんばって走っていて、充実した顔をしていました!(レバニラの話はまたこんど〜)

 

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