髄腔内注射できず

闘病生活

 何回目の入院と数えたらいいかは難しいですが、「地固め療法3回目」の入院になります。

 APA212の治療プロトコルで、3回目は1回目と同じ「トリセノックス(三酸化二ヒ素)」を5日間投与×5クール行います。

 ただ今回は、脳髄へ抗がん剤を送るという「髄腔内注射」が初日に1回あります。リンパ系の血液の病気の場合は、治療で10回以上行うことがあるようですが、私は全治療過程において1回のみです。

 腰椎の骨の隙間から髄腔内へアクセスして抗がん剤を入れるようで、前かがみになって行うもので、骨髄検査ほど痛いものではないと、ネットには載っていました。

 お昼に入院して昼食をとったら、主治医がきて点滴ルートを入れてくれて、その後すぐに注射をすることになりました。

 体育座りの姿勢で横に寝っ転がる感じ。

 腰椎を触りながら、位置を確定していくわけですが、「筋肉質で、骨がでかい」らしく、入りづらいかもって。

 私もできる限りアルマジロのように丸くなりました。麻酔をして、さあ注射針を。

 やっぱり骨に阻止されるようで、細い針だと途中で曲がってしまうとのこと。

 太い針に変更して、ようやく髄腔内にアクセスできたようです。

 まず、髄液を検査して、大丈夫なら抗がん剤を投与するとのこと。

 でも、「血液が少し混じってしまったので、検査はできましたが、今日は抗がん剤の注射はできません。また今度にしましょう。」ということに。

 針を変えたりしたからなのかもしれないし、太い針で血管に触れてしまったのかもしれないです。変なところに抗がん剤が入ってしまったり、漏出してしまったらこわいので、また別の機会がいいです。

 いや、骨髄検査と同じかそれ以上に緊張しました!

 どれくらい痛いかっていう緊張ではないのですよ。骨髄検査は、自分の細胞を吸い取られるだけだけど、髄腔内注射は、危険な薬を中に入れるわけですから。

 次回に向けて、私は柔軟体操でもしておいたらいいのかなあ。

 トリセノックスによる体への違和感などは、今のところは前回と同様何も感じていないので、このまま元気に過ごせるといいなと願います。

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