理念を継承するのは難しいけれど

教育

今年度は級外(担任ではないということ)ということもあって、朝は1年生の教室の補助に入ることが多い毎日です。お願いされることもあるけれど、率先して行かせていただいている部分もあります。

勤務校でもどうにかこうにかスタートカリキュラムを導入したのですが、なかなか理念を伝えていくというのは難しいです。

というか、理念自体は理解されるのかもしれませんが、現実的にどうそれを形にしていくかというのは、私が想像しているものと違うということもありますし、また職業柄、特に小学校の先生ってお一人おひとりの「工夫」が発揮されるところでもありまして、日々私もいろいろなことに気づきを得るのでありました。

なかよしタイムは、幼稚園や保育園にあった自由遊びの時間を取り入れて、徐々に生活のスタイルが小学校に慣れていくようにする、というだけの目的ではないのです。むしろ「仲間づくり」が一番の目的と言ってもよいです。朝の支度を終えてからできるいろいろな自由遊びの場を設けておくと、子どもたちが幼稚園や保育園でどんな資質・能力を育んでいたかがよく見えてきます。椅子に座ってよい姿勢を保たせて前を向かせて先生の話をただただ聞かせているだけだど「がまんの持続時間」とか「学習に向かう態度」とかをみとることはできてもその他の多くをみとることができません。朝の支度がどれくらいの手がかりや補助でできるのか身辺自立の具合をはかること、自由遊びでは手先の器用さや興味関心の内容や範囲、知っている子や知らない子への関わり方など、いろいろなことをみることができます。そういった中で、教員は「誰にどのような声をかけるか」「誰と誰をつなげるか、そのためにどこに立ってどういった立ち居振る舞いをするか」を決めて動きます。

担任は、連絡帳のチェックなどいろいろなことがあるので、実は担任だけではみとれないことも多くあります。だから補助の教員が入ったり、学年で動いたりすることがとても大事になります。その場ですぐに共有したり、子どもが帰ってから共有してすぐ次の日の活動に生かしたりしています。

多分、私、担任よりも早く学年全員の顔と名前を覚えました。教員になって初めての専科ですが、こういう立ち位置での醍醐味もあるのですね。

一生懸命丁寧にみとって、担任の先生に情報提供をしましたが、いやいやさすがに担任の先生たち、子どものことよく見ているな〜と思いました。「へえ〜意外!情報ありがとう!」と言われるよりも「そうそう、あのときこうでしたよね。」みたいな返事が多くって、もういったいどうやって見ていたんだろうかと思っちゃうくらい。

今、学校現場はチームチームと叫ばれ、「学級を生かす」が難しいなあと感じておられる先生方も多いとは思いますが、「チームだからこそ実現できること」もたくさんあるなあとここ数年は感じる私でありました。

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