この記事は、「新学期応援キャンペーン」の続きです。
Apple Storeの学生・教職員向けストアが、昨年末頃からUNiDAYSという第3者認証機関を通さないといけなくなってしまい、その認証がやっかいであるというものです。
以前の実質無審査はどうだったのかなとも思いますが、たとえばPTA役員でも学割が適用できるなどかなり融通が利くものでした。認証機関を通すこと自体は悪いことではないと思いますが、各国でアップされたものを本当に正確に審査できるのかっていう疑問の方が大きいです。認証機関が信用できなければ、そこに重要書類をアップロードすること自体、危険を伴うことになります。
今回は、UNiDAYSとのやりとりの記録と、「これでいけるだろう」という方法をお伝えします。ちなみに、お伝えする方法なら小学生をもつ親でも購入できると思いますし、この方法を知らなかった場合へたすると詰みます。必ず、最後まで読んでから登録しましょう。
UNiDAYSは一瞬で登録されてしまう
Apple Storeで、学生・教職員向けストアに入ろうとすると、すぐにUNiDAYSの認証ページに飛びます。
そこで、「続ける」をクリックすると、「今すぐUNiDAYSに参加する」というページにいきます。そこでメールアドレスと考えたパスワードを入力し、利用規約同意のチェックボックスにチェックし、「今すぐ参加する」をクリックを押すと、もう登録が完了してしまいます。認証できるできないは別に、とにかくそのメールアドレスは登録されてしまいます。これが「詰む」可能性につながりますから、要注意です。現段階で、退会処理のページを見つけることができていません。
不勉強な日本語に混乱
次のページに進むと、おそらくメルマガ登録を促すものが表示されます。「結構です」でよいです。すると「学生ステータスの確認」という表示になります。学生ではなくスタッフで登録していても、この表示なのでとても混乱します。
英語圏のサイトですから、ファーストネーム(名前)の方から入力します。問題は、そのあとの教育機関名です。
教育機関名が検索に出てこない
画像は、例ですが、「第三小学校」が出てくるのに、「第一小学校」や「第二小学校」が出てきていません。ここに教育機関名が出てくれば何の問題もありません。(ここがみそです)
第一小学校や第二小学校の先生だったら、「あなたの機関が見つからない場合」に進む他ありません。
いろいろ聞かれても、書類アップロードが必要
このあとどうなるか、画像で追っていきます。
といったように、学校が見つからないと、学校名とか名前とか聞かれるのですが、結局は「学校が発行したIDをアップロードしないといけない」というオチにつながります。
認証が通らないとメールがくる
認証できませんメールがきました。
私がアップロードしたのは、教育委員会が発行した職員証です。
「自治体が発行したものはNG」とありましたから、通らないだろうなとは思っていましたが、確かに通りませんでした。現在所属している学校の名前などが分からないとダメなようですね。
となると、教育委員会で仕事をしている指導主事らは、教職員割引を受けられないんですね。
前回の記事にあるように、「辞令」のアップしかないんでしょうか。
それにしても「別の書類」をどこに送ればいいのかしら。もう一度最初からやり直せということなのでしょうか。
数日後に再度メールがくる
なんとポップなノリの「こんにち”わ”」
2通目にして初めて「メールに返信してくれ」とあり、このメールに返信する形で追加書類を添付すればよいということがわかりました。
プログラム応答なのか、日本人でない方が都度必死に日本語に翻訳しながらメールしているのか、どっちなのだろうか。
一応、困っていることをダメ元でメールしてみる。
ものの10分程度で返信がくる。このレスポンスの良さはなかなかだと思う。。
名前と所属機関名はありますが、「現在の学年」とはいったい・・・。
そもそも「スタッフ」とは教職員のことなのだろうか。まあ、普通はそうだよね。保護者が購入するときは、どうなのだろう。もう、保護者は購入できないのかな。
健康診断結果には2023年と受診日がありましたから、今年度の情報であることならば認識できるはずなんですけれど。ひょっとして、書類は人ではなくてコンピューターが認識している?!となると、お手製のIDカードでも何ら問題ないのでは。そうこうしていると、
なんだか、ふりだしにもどったような気になるメールがやってきました。
が、以前とちょっと異なるのは「個人の機関の電子メールアドレス」についての言及がされているところ。
公的電子メールアドレスは、すでにフォームに送信したんですけれど。
それにしても、最後についている人の名前が毎回違うんですよね。これは自動付加なのか、それともこの人たちが毎回ロボットのようにさばいているのか。。。
もしかして、ここで電子メールアドレスを伝えればよかったのかもしれません。とにかく(ちょっとずつちがう)自動応答のような返信が続くので、今度はメッセージだけで返信してみました。すると
もはや、「こんにちはtomosen」みたいのもなくなり「Hey」だって。なにかしら添付ファイルを送らなくちゃいけないようです。
次は、日本人スタッフに読んでもらってくれってお願いをつけて、以下は先ほどのメールで返信した日本語を画像化して添付してみました。添付ファイルがないと弾かれ、添付ファイルがあったらとりあえず内容を見てもらえるのかもしれないので。
はい。とにかく、添付ファイルの中は見るけれど、内容については見ないってことなんですね。
どうもこれまでのやりとりを見ると「マニュアルだけを渡されたバイトの外国人」が、大量に送られてくる個人情報やらメールを必死に翻訳しながらさばいている感じです。もう、お互いに不利益極まりないですね。
ここで私はもうあきらめて、「辞令」探しをするか、初めから機関メールアドレスで登録してみようかと。
で、ブラウザのキャッシュを削除して(クッキーに情報が残ってしまっているので)、機関メールアドレスで登録をしなおしてみることにしました。
すると・・・、?!以前出ていなかった、勤務校が検索リストに出てくるではありませんか!!
これは、機関メールアドレスで進めたからではないと推測します。要するに、私が登録を進めようとしたためにUNiDAYSで学校をリストに加えたってことだと考えられます。というかそうとしか考えられません。
結論
これはあくまでも仮説ですが、次の方法でうまくいきます。もし教育機関が検索に出てこなかった場合は、以下の手順を試してみてください。(うまくいかなかったらコメントください)
- 公的なメールアドレスではない、個人のメールアドレスでUNiDAYS登録を進める。
- 登録未完了メールに返信する形で、辞令や公的メールアドレスを載せた画像を添付する。
- 数日経ったら、公的なメールアドレスの方で、再度UNiDAYS登録をする。
- 教育機関のリストに自分の学校が表示されていたら、そのまま進む。
- 公的メールアドレスに送られてきた認証リンクをクリックして、認証を完了する。
UNiDAYSが人海戦術で日本の教育機関をリスト化するのは大変だから、ユーザーに協力してもらっちゃえってことなんだと思います。学校名と公的アドレスを一度入力すればそこからリスト化するという流れなのではないでしょうか。
冒頭にも書きましたが、一度「書類送れ」モードに入ったアカウントは、認証できる書類待ちという罠にはまってしまうので、UNiDAYSには申し訳ないですけれど、そちらは凍結するしかありません。これを公的アドレスでやってしまうと詰む可能性があるので注意しましょう。
学生は「高等学校」「大学」となっているので、小中学校の子どもたちは学割対象にならなくなってしまったのかもしれません。ただ、学校ないし自治体が発行した公的なアドレスが子どもに付与されていれば、それを使ってUNiDAYS登録することは可能な気がします。保護者が「スタッフ」に当たるかはなんとも言えませんから、利用規約をしっかり読んでからがよいと思いますよ。(2月6日付記:GIGA用に発行されたアカウントははじかれました)
長文になりました。同じことで悩んでいるみなさんの助けになれば幸いです。
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