Scratchで英語の教材づくり

教育

 横浜市の小学校では、ずっと以前から「英語活動」というものに取り組んできています。教科としての英語とちがって、英語に慣れ親しむことを目的としており、聞いたり話したりする活動をします。幼児教育で英語をやっているようなものと同じでしょうか。

 大型絵本で読み聞かせをしたり、フラッシュカードで発音してみたり、クラッシュゲーム(どんじゃんけん)とかビンゴとか・・・まあいろいろあるんですけれど、去年5年生で教科としての英語を教えて評価していた感覚が残っているためか、今年はけっこうその「ゴールのなさ」感がずっと悩ましくなっていました。子どもは楽しそうなんですけれどね。

 もっと自分の生活にかかわることがらを英語で話せる方が楽しいんじゃないかと思うのですけれど、気分だとか、色だとか、フルーツだとか、まあそういうことをトピックとして分けて活動するんです。

 1年生最後のトピックが「Number」になっていて、まあ1〜10くらいならみんな言えるわけです。それをどう広げて楽しい活動にしていくかっていうと結構困ります。

 今回は、Scratchで教材を準備しました。

 一つは、ただ「表示される果物の名前を言ってみよう」というもの。もう一つは、果物のいずれかが1〜10個ランダムに表示されるので、個数を言ったり、果物の名前と合わせて言ったりする遊びにしました。テレビに映してみんなでやるっていうのもできますが、そういう使い方よりはGIGA端末でとなりの子と早押しクイズのようにして遊ぶことを想定して作りました。

 余談ですが、初めて「クローン」の機能を使いました。また、いらすとやの素材は、以前Scratchを具体例として名指しで「再配布になるからお断り」と記載がありましたので使用していません。そのため、素材をつくるのに一手間かかりました。Copilotのデザイナーにお願いして、フルーツのイラストを生成して、それをAffinity Desingerで編集書き出ししてアップしました。

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