授業は楽しいか

教育

 「授業は楽しいですか?」

 これは、子ども向けにではなく、教師向けに投げかけたい言葉です。

 私は、周囲の先生からもよく「いつも笑顔で授業していますね。」と言われます。もちろん、いつも笑顔なわけないんですけれど、多分、ほとんどが笑顔なのでしょう。

 ・・・だって、楽しいんだもん。

 子どもが好きだからとか、そういうのはもちろんありますよ。でも、子どもが好きじゃないとできないこの仕事に就いているのなら、それは誰にでも当てはまることのはずです。であるならば、子どもが好きなだけでは、授業が楽しいとは言い切れないのかもしれません。

 子どもとのやりとりが楽しいというのはあります。先生と子どもとのやりとりや、子ども同士のやりとりの様子、子どもの意外な発言が意外な友達にヒットするときの面白さなどいろいろとあります。授業をしているとき、子どもと一緒に生活しているなあと感じます。子どもが学びを進めているときって、子どもの人生に立ち会えているから幸せだなあと感じます。

 それでも、授業が楽しいことの決定打にはならないかもしれません。

 授業の中でとりあつかう「教材」におもしろさを感じているかどうかではないでしょうか。教材と子どもとの化学反応がうっすらでも見通せるとより一層楽しさが増します。

 仕事という側面からしたら、子どもの「できた」「わかった」を作るために、教材研究をと思うのがお作法な気もしますが、それ以上に教材へのほれこみって大事だなと感じる部分があります。

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