同性婚から婚姻の意味を問い直す

世情

 3月14日、高裁で「同性婚を認めないのは憲法違反」という判断が示されたとニュースで報じられました。

 リベラルな立場で「同性が愛し合うことは自由だ。」と思われる方は、昨今かなり増えてきているのではないかと思っていますが、その中でも「愛し合うことと、結婚することは別。」と考えていらっしゃる方もそれなりの数いると感じています。

 婚姻というのは、まあいわば結婚を社会的に認めるという意味だと捉えています。結婚式は別に婚姻届を出さなくても、受理されなくても自由に行うことができますし、何回でも行うことができます。結婚は二人の単なるライフイベントであり、産業と結びついているものにすぎないとも言えます。一方婚姻は、役所に届出して受理されることで認められるものです。法律で認められるということです。

 婚姻には、社会的なメリットがあるということです。婚姻による社会的メリットについてAIは次のように答えています。

婚姻による社会的メリット

経済的安定性

 婚姻は2人の収入を組み合わせることで、経済的な安定性を高める可能性があります。また、税制上の恩恵、健康保険の共有、退職金の利益など、経済的メリットも享受できます。

社会的支援とネットワーク

 配偶者は、日々の生活で直面するさまざまな問題や挑戦に対して支援を提供することができます。また、家族間の関係や友人とのつながりも広がり、より大きな社会的ネットワークを築くことができます。

心理的・感情的な安定:

 婚姻は、愛、安心感、属する感じなどの心理的・感情的な利益をもたらす可能性があります。これは、孤独感の軽減や幸福感の向上につながることがあります。

法的な権利と保護

 結婚することで、相続権、財産権、親権、医療上の決定権など、多くの法的権利と保護を受けることができます。

子供の育成環境

 統計によると、2親家庭は子供の社会的、教育的な成功に有利な環境を提供する傾向があります。これは、物質的な資源だけでなく、精神的・感情的なサポートにも関連しています。

健康のメリット

 婚姻は健康にも好影響を及ぼすことがあります。研究によると、結婚している人はそうでない人に比べて、生活習慣病のリスクが低く、寿命が長い傾向にあると報告されています。


 婚姻というのは、社会的なメリットがありますが、表裏一体とも言えます。例えば婚姻している人が、他の人と男女関係を持てば「不倫」と断ぜられます。経済的にも共有の責任を負うことになります。自由が低下するとかプライバシーの欠如ですとか、人の立場や価値観によってはデメリットになることもあります。

 だからこそ、結婚式では「誓い」をするのですね。でも、「誓い」をするのであれば、何も性別に関わらず婚姻が認められてよいとリベラルな私は思います。もちろん社会的な責任を負える両者が、という条件でしょうけれど。

 日本はこれだけ超高齢化社会に突入していくわけですから、婚姻のあり方だとか家族のあり方だとか、そういったことも変化を受け入れていくことも必要かとも思います。そこらへんは、政治家の重鎮さんとは正反対の考え方なのかもしれませんけれど。(産めない結婚に意味はないと考えている人ね)

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