社会科見学どうする問題

教育

 今年度は、4年生の担任になりました。4年生・5年生あたりが多いかなあ。20年以上教員をやってきて、未だ3年生の担任だけやったことがありません。いつかやる日がくるのでしょうか。。。

 4年生といえば、おでかけ多い学年。社会科見学が多いですよね。

 だがしかし、昨今の値上げ値上げの情勢から、宿泊学習がめっぽう高くつくようで、保護者負担のことを考えると、とてもほいほいと社会科見学に行くことができそうにありません。

 近場に徒歩なんかで見学に行くとか、出前講座を申し込むとか、抽選無料借り上げバスに応募するとか、方々手を尽くしているところです。

 社会科では「ごみ処理」か「下水処理」のどちらかを選択して学習することになります。

 下水処理は子どもにとって素朴な疑問「ぜんぶ川に流しているのかな」ということを解決していき、「すごい!」と実感できるよい共在です。横浜市は「水再生センター」と呼称するようになり、クリーンなイメージもあります。

 それでも私は、ごみ処理を材として選択します。4年生に考えさせることではないかもしれませんが、最終処分地という存在について考えたり、資源というものについて考えたりするきっかけになるからです。本当は、焼却工場と最終処分場に見学に行きたいのです。

 だがしかし、焼却工場は前年度に応募をして抽選なのです。希望する全ての学校が行けるわけではないのです。勤務校は抽選に外れたこと、そして学校から焼却工場に行くにはどうしてもバスを借り上げるしかなく、とても高くつくことがあり、断念せざるをえませんでした。最終処分地は、以前宿泊学習とセットで行くことができましたが、そちらもバスを借り上げないと到底いけないので断念。

 というわけで、資源循環局の方に学校に来てもらい、ごみ収集の仕事について教えていただいたり、収集車体験をさせてもらえるようにしました。また、徒歩でまあまあな距離なんですけれど、資源選別センターに見学に行くことにしました。学習の展開や考えを深める重点についてよく計画をしていきたいと思います。

 次に、「水はどこから」という学習についても、出前教室を頼むことにしました。今日、水道局の方から電話をいただきました。なんでも他の学校には明日通知が行くようで、私は通知が来る前に申し込んでしまったようです。(4月入ってすぐ)浄水場見学も、勤務校からは行きにくいので断念しました。思えば、初任校からは徒歩で行けたんだよなあ。でも、やはり働いている方に直接会って、その方からお話を聞くことはとっても大事です。ものを見ることは実感につながりますが、社会科としてはやはり一番は人の営みにふれるということを一番大事にしたいのです。

 このあと、防災センター見学の申し込みもします。こちらは「抽選に当たると、無料でバスを借りられる」というものです。もしそのバスで他へ寄り道してよいのであれば、もう一箇所行けるといいなあ。横浜市危機管理室見学とか。3年前は「地震」ではなく「水害」を材として選択しました。今年はまだ悩んでいます。まちにとって身近なのは水害だと思っているのですが、最近地震も多いですし。

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