白血病の種類と入院まで

闘病生活

白血病は、大きく分けて4種類あります。

リンパ性のものと、骨髄こつずい性のもの。それが慢性まんせいのものと、急性のものです。

よくドラマになるのが急性のものです。なんか知らないけど鼻血がツーと出くるシーンが思い起こされます。急性白血病は、無治療だと数週間から数ヶ月で死んでしまう病気です。進行がとても早いので、確定診断を待たずに治療を開始することが重要なほどです。

慢性白血病は、進行がとてもゆっくりで何の自覚症状もない状態が数年続くこともあり、血液検査で偶然見つかるようなものです。

慢性骨髄性白血病まんせいこつずいせいはっけつびょう(CML)は、慢性期→移行期→急性転化期と症状が進み、急性転化期は急性白血病のような症状になります。分子標的薬など有効な治療薬があり、ずっと症状をおさえこむようなことも可能になってきているようです。

慢性まんせいリンパ性白血病せいはっけつびょう(CLL)は、高齢者に多いとはいえ日本ではまれだそうです。無治療で経過観察をすることもあるようです。抗がん剤治療もありますし、若ければ造血幹細胞移植ぞうけつかんさいぼういしょくという手もあります。

したがって、家族が白血病になってパニックになるのは、急性白血病の方ですね。

急性骨髄性白血病(AML)も急性リンパ性白血病(ALL)も、初期症状はほとんど同じです。

恐ろしいことに、初期症状は「風邪」の症状に似ています。発熱、倦怠感、息切れなどです。風邪引いたかな〜、だるいな〜くらいでは仕事を休まない。そんなふうに見過ごされているうちに、どんどんと進行してしまいます。

体内で変化していること、それはがん化した、すなわち正常な機能を有さない血液細胞が無限増殖してしまうことで、正常な血液細胞の機能が失われることです。中学校の理科で勉強したと思いますが、赤血球が減って貧血になります。白血球が減って免疫力がなくなりあらゆる病気にかかりやすくなります。血小板が減って、出血が止まらなくなります。

貧血でめまいやふらつきなんて、それなりにあるじゃないですか。

病気になって発熱するなんて、それなりにあるじゃないですか。

これでは急性白血病には気づかないんです。

ということで、やっぱりドラマのように「出血」が、分かるとしたら分かる症状になります。

「身に覚えのない内出血ができている」というのが、疑うべき症状になります。

もちろん、日頃よくどこかにぶつける人で「知らないうちにあざがあった」なんて人もよくいますけれどね。私は両膝に内出血ができ、舌に血豆ができました。これで明らかに「血液に何か異常がありそう」と疑えました。その頃には相当進行してしまっているので、もう一刻も早く病院へ行って血液検査をしてもらう必要があります。

急性骨髄性白血病と急性リンパ性白血病は、どちらも大まかな治療の流れは同じですが、治療薬がちがいます。

血液細胞の異常値が見られて「急性白血病」と大まかな診断がされれば、血液内科にかかり、今度は骨髄検査をします。骨髄性にしてもリンパ性にしてもさらに細かい分類がありますが、そういう細かい確定診断は遺伝子検査などかなり時間がかかります。まずは顕微鏡で血液細胞を観察し、骨髄性かリンパ性かを判断するなど、医師の臨床経験などから見立てて、治療が開始されます。

今日は、白血病の大まかな4種類について、そして家族がびっくり(もちろん本人もびっくり)する急性白血病が診断されるまでを書きました。

血液のがんは、他のがんとちがって外科手術をするものではありません。また標準の治療の流れは確立しています。

したがって、血液内科のある総合病院に一刻も早く入院して治療を開始することがなにより大事になります。

「最近、貧血っぽいな〜。」→とりあえず血液検査しましょう!

「38℃以上の熱が続くな。」→難しいけれど、血液検査も視野に入れましょう!

「ぶつけた記憶のないよく分からないあざがあるな。」→血液検査しましょう!!

病院には急性期・慢性期・回復期・リハビリ期などによって役割区分があって、近所にあったとしても急性期の総合病院は、紹介状がないと診てもらえません。ですから、自宅近くにかかりつけのクリニックがあることがとても大事です。

まち医者侮ることなかれ。そして、問診で症状をしっかり伝えることが大事。血液検査さえすれば、白血病の異常値は(素人目にも)わかりやすいですから。

webであれこれ調べるとおそろしい情報がたくさん出てきてしまいますし、SNSで変に質問するともうめちゃくちゃなことになり(レスする人がどんなに善意であれ)家族は動揺がおさまらなくなります。

セカンドオピニオンがとか、どこの病院がとか、そういうことを調べる時間が、むしろ危険だと私は断言しておきます。繰り返します。血液内科のある総合病院に一刻も早く入院して治療を開始することがなにより大事です。

急性白血病は「治るか治らないか」は後で考えること。「助かるか助からないか」の判断です。交通事故で頭を強く打ったとか、大量に出血しているっていう人を前にして「どこの病院が一番いい治療をしてくれるか」を調べたり選んだりしないじゃないですか。そういう感じです。

急性白血病の疑いがあると分かったとき、それはもう救急車に乗っている状態だと思えるとよいのではないでしょうか。

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