今週飲んだワイン。「LA VILLA REAL ROBLE TEMPRANILLO 2020」スペインワインです。ドン・キホーテの舞台、「ワインの湖」と言われるラマンチャのワイン。
テンプラニーリョは、万人受けするブドウ品種だと思います。赤ワインと聞くと一番にはカベルネ・ソーヴィニヨンがきますが、正直カベルネ・ソーヴィニヨンは万人には受けないんじゃないかと思っています。タンニンがしっかりあるので、ワイン初心者にはむしろ嫌われるんじゃないかと。私もいっちばん初めは「白ワインが好き。赤ワインはなんか渋くてまずい！」と思っていましたから。テンプラニーリョは酸味が強すぎず、渋みも強すぎず、それでいて果実味とスパイシーさが香ってきます。ワイン通には「どっちつかず」だったり「薄い」と感じることもあるのかもしれませんが、とても飲みやすいと思います。
抜栓直後は、チョコレートのような香り、それからメルロー種のようにベリーのような赤系果実の香りがしてきます。それほど膨らんではきませんが、おだやかで心地の良い香りです。
口に含むと、若干のスパイシーさに果実味がくわわり、すっきりとした酸が通ってきます。なんというか、冷やしてごくごくいってもいいかなという感じです。1,000円ちょっとなので、デイリーワインとしてはまずまずありと言えると思えます。で、、でも、アルパカの「カベルネ・メルロー」なら600円くらいだからなあ。
多分、この手のワインは、日をおいて酸化させても、味はそれほどよくならないと思います。また、明日追記します。
追記。2日目も変わらず飲みやすかったです。冷やしたのでよりくいくいと。タンニンも酸も強すぎず、ほどよい果実味。明らかに「薄い！」なんてこともなく、らしさを味わえるバランスのよいワインでした。赤ワイン苦手な人も飲めると思います。
星３つ。
コメント