自分の病状の扱い

闘病生活

 病棟ではほとんどの患者さんがレンタル寝巻きを着て過ごされています。

 私は日々のレンタル代が高いので、ジャージにTシャツという相変わらずスポーティな格好をしています。また、寝巻きだといかにも「病人で床にふしている」感があって、気持ちも落ち込みそうだからです。普段着を着るというのは、自分自身への元気の暗示でもあります。

 Tシャツってほとんど買わないものですから、マラソンとトライアスロンの大会の参加記念Tシャツばかり。こんなの着て病棟や病室をうろつくものですから、ほんと周りの人から「こいつはなんでここにいるんだ?」と思われているんじゃないかな。

 病棟の入院患者さんはほとんどご高齢の方で、40代の患者なんてほぼいません。私の入院しているフロアが多分呼吸器系疾患と血液疾患の患者だからだとは思います。他のフロアでは交通事故にあわれたのかな〜と思う方は見ますが。

 4人部屋に引っ越したとき、まだ部屋2人でしたが、そのあとさらに緊急入院があったようで、2人入ってきて満床となりました。

 無菌治療室は個室3部屋と4人部屋が男性用1部屋、女性用1部屋だけです。今満床なので、週末私が一時退院している間に、誰か男性で緊急入院してくる方がいたら、私はどうなってしまうのだろう。

 主治医の先生に聞いてみましたが、「月曜日にもすでに入院予定の方が何人かいらっしゃって。」とのこと。ですが「週末に入院があっても、tomosenさんは必ず無菌治療室です。」「優先度が高いので。」とのお話でした。

 無菌治療室に入る患者というのは、集中治療室というわけではないけれど、ハイレベルで感染症対策が必要な人で、基本的には私のように血液の病気で抗がん剤治療をしていて、白血球・好中球の数が激減している人が対象になります。

 「優先度が高い」と言われると、嬉しいのではなく、不安になります。主治医の先生は、さらに個室が空いていればできるだけ個室に入れてくれようとしてくれます。そんなに厳重管理が必要なのかあと。でも一時退院はできるのかあと、なんか不思議なんですよね。

 トリセノックスは、一気に血液細胞全てやっつけるような骨髄抑制はおきないのですが、じわじわと白血球と好中球が減ってきます。週末は安静に過ごすことになりますね。そのさきの2週間入院のあと、どれくらい血球が落ちてしまうかもまた心配にはなります。

 元気そうなのに、なんだかなんだか〜です。

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