先日、「レ ヴェスティージュ レゼルヴ ピノ ノワール」のワインレビューをしました。星３つという評価をしましたが、そこで「1000円で買えるのはすごいけれど、イエローテイルやコノスルで十分美味しいから」という理由をつけてしまい、「果たして本当にそうだろうか？」と思い返しました。
コノスルは最近買っていないことと、イエローテイルはシラーを買うことが多く、アルパカならカルメネールを買うことが多いかなということで、記憶が定かではないのです。
というわけで、買ってきました！近所のスーパーで。Cono Surのビシクレタ。ビシクレタはワイン用語ではなく、スペイン語で「自転車」という意味だそうです。
コノスルはチリワインで、自転車がトレードマークになっていて、すっかりコスパワインとして有名になりました。が、コスパがよいとして売っているスーパーではビシクレタ レゼルバがほとんどの一方、実はグレードがあったりします。２０バレルなども飲んでみたいですね。
前置きが長くなりました。Cono Sur BICICLETA RESERVA PINOT NOIR 2021です。
見た目は薄い、きれいなルビーレッド。ヴェスティージュは、ピノ・ノワールと思わせないややガーネットに近い感じでした。グラスに注いだ瞬間に「ありゃ、こんなだっけ。うすっ。」と思ってしまいました。
香りはヴェスティージュよりも、フルーティー。いろいろなベリーの香りがしてきます。いちごのようなチェリーのような甘酸っぱい香りも。「なめし革」は正直、私の嗅覚としてはなじみがないので今一つよくわかりません。
味わいは、すきとおるような気持ちのよい酸味。余韻もしっかりあります。好みが分かれるかもしれませんが、「すっぱくてまずい」と思う人はいないでしょう、ただ、「薄い」と思う人はいるかも。見た目から薄さを印象づけてしまうかもしれませんが、余韻たっぷりで飲み応えはしっかりあると私は感じます。
っていうかこれ、1000円もしませんからね！すごいなあ。
高級なブルゴーニュのピノ・ノワールとは飲み比べていないので、所詮は「コスパワインしか飲まないワイン好きのざれごと」ですが、前回のヴェスティージュは「南仏ワインらしさ」があるのかもしれません。でも「ピノ・ノワールらしいか」と言われるとちょっとクエスチョンだったんですよね。対して、コノスルのピノ・ノワールは、高コスパでありながら「ピノ・ノワールらしさ」をしっかり演出しています。「何言ってんだ、お前はピノ・ノワールの何も分かっていない！」とおっしゃる先輩がいらっしゃいましたらぜひ私に高級ブルゴーニュワインをプレゼントください♪
星４つ。
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